top of page

What's Biofilm? 

Osteomyelitis = Gate to hell

fotolia_101448740_xs.jpg

整形外科領域の骨軟部感染症が難治化する一因としてバイオフィルムの関与が挙げられる。バイオフィルムは細菌の集合体であり、細胞外マトリックスで囲まれた構造をしており、抗菌薬が中に入りにくく、多くの抗菌薬に耐性を示す。

 整形外科領域の人工関節や骨接合材料のインプラントは、その表面にバイオフィルムが形成されやすい。バイオフィルムの成熟とともに抗菌耐性はたかくなり、成熟したバイオフィルムを制圧するためにはminimal biofilm eradication concentration(MBEC)が必要であり、それは一般的な浮遊細菌に対するminimal inhibitory concentration(MIC)の100〜1000倍とされている。このため一旦バイオフィルムが形成されると、インプラントを除去しないことには感染が制圧できないと考えれれている。

 

bottom of page