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CLAP study group

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2日間の病院見学を終えて感じたこと

産業医科大学病院 救急・集中治療科 外傷再建センター 小杉 健二

 

平素より大変お世話になっております。産業医科大学病院 救急・集中治療科 外傷再建センターの小杉健二です。2023年9月12日、13日の2日間、兵庫県立はりま姫路総合医療センターに病院見学に行かせていただきました。

いまやCLAP全盛の時代ですが、学会やウェビナー等を聞くと、やはり施設間の成績にまだまだ差があり、何かしらのコツとピットフォールが存在するのだろうと常日頃感じていました。普段から自施設でもCLAPは積極的に行なっていますが、学会等で圓尾先生とお話させていただく機会があり、今回治療の実際を見学させていただくこととなりました。

CLAPを成功に導くコツとして、感染巣に対する洗浄やデブリドマンはもちろんですが、術前の感染巣の見極めが非常に重要で、骨シンチや超音波検査が有用であり、積極的に活用されていること、起因菌同定のための組織採取やその後の抗菌薬の選び方、そしてその感染巣を灌流するための回路の構築方法(K-wireを駆使して通路を作成)や手技の工夫を実際の手術で拝見することができ、大変勉強になりました。また、手術以外の時間にも、さまざまな自験例をレクチャーしていただき、その良好な臨床成績に大変感銘を受けました。

この2日間の見学を終えて、緻密な治療戦略と個々の患者のゴール設定が重要であることを学びました。この経験を日々の臨床に生かしていきたいと思います。短い期間ではありましたが、お忙しい中ご丁寧に対応して下さった圓尾先生をはじめ、整形外科の先生方に深く御礼申し上げます。また、快く研修に行かせて下さった善家先生をはじめ、産業医科大学のスタッフにもこの場を借りて改めて御礼を申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。

兵庫県立はりま姫路総合医療センターを訪れて

産業医科大学病院  外傷再建センター 濱田大志

 

産業医科大学病院 救急・集中治療科 外傷性件センターの濱田大志といいます。この度、2023年9月12・13日の2日間、抗菌薬持続投与であるCLAP療法を見学するために県立はりま姫路総合医療センターに病院見学に行かせて頂きました。

 

訪れてみての印象は、全般的なCLAPの手技に関しては、手術中の灌流する経路をしっかりとK-wireで作っていると感じました。K-wireでより丁寧に骨の内部や軟部に灌流する経路を作成していました。目ではみえない抗菌薬の流れを妥協せず作っていることに、感銘をうけました。また、CLAPの術後管理に関しても、培養の提出方法・部位を適当に採取せず、しっかりと検体を提出していること、感染症や骨髄炎の画像評価にMRIや骨シンチを撮影して、しっかりと評価していること、ゲンタシンの廃液濃度までしっかりと採取されて評価されていることなど、とにかくしっかりと評価されているのが印象的でした。妥協せず細かく、丁寧に診療されているために、良好な成績につながっているのだと感じました。

さらに、圓尾先生は骨接合術が大変上手なのだと感じました。開放骨折の治療成績の良さを学会で発表されているのは拝聴しておりましたが、開放骨折治療に当たる際に、zone of injuryの開放創の周囲の皮切を展開せずに、ばらばらの関節内骨折をきれいに、その日に治療されていました。早期に骨の安定化を図ることで、周囲の軟部損傷を最低限に抑えることができ、良好な成績につながっているのだろうと思いました。私も今後経験を積んでいき、その域に近づけるように精進していきたいと思っています。

また、2日間の間、つきっきりで私たちにこれまでの治療経験の提示とポイントの説明をしてくださいました。大変勉強になりました。圓尾先生はじめ、整形外科の先生方には、大変良くして頂き、大変感謝しております。また、研修に行かせて下さった善家先生初め産業医科大学のスタッフにもこの場をお借りしてあらためて、御礼申し上げます。短い期間ではありましたが、この経験を活かして、今後の外傷医としてスキルアップしていきたいと思っています。今後とも何卒宜しくお願い致します。

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姫路城を見ながら

ランチ

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