神戸大学の外傷グループからの論文です。
骨髄内の細胞に対する高濃度ゲンタマイシンの組織障害性の研究が掲載されました。過去の報告に比べて、骨芽細胞系の実験細胞ではなく、生体内の細胞集団を用いていること、いろいろな角度から評価していることが特徴です。多くの評価でGMが750μg/ml以上で組織障害がありそうとの傾向です。in vitroの結果ですので、臨床の体内の環境とは異なるためそのまま当てはめることはできません。CLAPが、より安全かつ効果的な投与法にシフトするための重要な道標になることは間違いありません。
神戸大学ではClinical QuestionをResearchで解決していく協力体制ができています。
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